探偵業を行う人によるトラブルが多くありました。そのため、探偵業を行う人は届け出をしなければならないという探偵業法ができました。平成19年なので最近の話です。この取り決めができた理由としては 、今まで探偵会社などに対する法律などがしっかりと定められておらず、誰でもが探偵と名乗ることができ責任面で問題があったからです。
これによって探偵業を名乗る人はさまざまな条件が課せられるようになりました。顧客の情報を他人に漏らしてはいけないという守秘義務や、契約を結ぶ際の重要事項説明の義務などもこれに含まれます。
近年における探偵会社ではこれら探偵・調査業法を守りながら活動をしなければいけません。
探偵とは、他人の秘密をひそかに調査したり、犯罪をおかした者をつき止めたりする人のこと。またはその行為のことを言います。探偵社や興信所などに属する調査員であることが多いでしょう。
ひとくちに探偵といっても数多くの会社があり、全国規模で業務を行っている会社も今はあるので、一概にそういうことはできません。
探偵の調査内容は、浮気調査、ストーカー被害への対応、裁判時の証拠収集、身元調査、人探しなど多岐に渡ります。
警察は刑事事件しか扱うことができないことに対し、探偵は民事事件の範疇となるトラブルでも扱うことができるので、相談したい内容の質で相談相手を選ぶことをお勧めします。
特徴としては、探偵は、浮気調査のように調査対象に気付かれないよう行う依頼が多く、深いところまで調査を進めるために料金も高くなります。 一方、浮気調査の完全成功報酬制などを導入している良心的な探偵会社もあるので、料金面などは事前に確認しましょう。
調査機材や調査員のレベルが高く、適正な料金で、嘘をつかず、誠実に調査を行う探偵社が理想です。
その他、興信所と探偵も混同されることが多いですが、実際にはこのふたつは似て異なるものです。
興信所は調査の対象となる人物に対し、興信所の調査員であることをはっきりと伝え、結婚相手への身元、素行調査や企業が絡む雇用調査などが主な仕事内容です。
主に企業、個人の信用調査が中心でした。また、深いところまで調査をすることが少ないため、高額な費用になることが少ないのが一般的です。
どちらに依頼するかはどんな内容の依頼をするかによって変わりますし、また探偵会社でも得意な分野、不得意な分野があるため、事前にしっかりと情報を得た上で依頼することが大切です。
料金が高いほど、サービスのレベルが高いというわけではないのでご注意ください。
